久々に映画館で映画を鑑賞。
劇場で映画を見るのは新幹線半島以来じゃないかな。
なんか劇場の雰囲気が懐かしかった。
〈概要〉
演出?:安達もじり
公開日:2021年1月29日(ミニシアター公開)
本編尺:116分
公式サイト:https://gaga.ne.jp/kokoro/
予告編:https://youtu.be/FclvlxCkK7s
〈あらすじ〉
阪神・淡路大震災時、被災者の心のケアに奔走した実在の精神科医・安克昌氏の著書「心の傷を癒すということ 神戸…365日」を原案にしたNHKドラマ「心の傷を癒すということ」の劇場版。2020年1月から放送されたテレビ版全4話を再編集した。安和隆は自身のルーツが韓国にあることを幼少時に知って以来、自分は何者なのか模索し続けてきた。やがて人の心に関心を持つようになった彼は、父に猛反対されながらも精神科医の道へと進む。映画館で出会った終子と結婚し、第一子も生まれて幸せな日々を送っていたある日、神戸の街を大震災が襲う。和隆は避難所で被災者たちの声に耳を傾け、心の傷に苦しむ人々に寄り添い続ける。
〈ネタバレあり感想〉
ドラマ版見てないんですけど、これはなんか本当に今のこのコロナ禍にドンピシャの映画でした。自殺率が今すごい上がってて、これって全然他人事じゃなくて私のような独り身や、家族がいてもなんだかふと寂しさを覚えて一瞬死に一歩近づいてしまう時があるように思います。
普段なら全然そんな事思わないし、全然苦痛でもない事が、人と会えない、会う事をよしとされないような雰囲気、空気感が自由を奪って心を閉じ込められてる感じになってるんですよね。
そこにこの安先生の「誰も一人ぼっちにさせへん」っていうこの言葉が胸に刺さって涙がぼろぼろでました。
実際にいた方というのも本当に驚きます。
この人がいるだけで一体何人の人の命が救われてるんだろう。心が自由になったんだろうと思うと精神科という未だにちょっと通ってるとやばいやつに思われる分野に果敢に挑戦された安先生を尊敬します。
日本は心のケアの分野がずっと遅いですよね。
目に見えない不確かなもの、心のなんかどうだっていいとお父さんは言ってましたが、まさにああいう考えがまだあるのかもしれません。
一時期ストレスチェックなるものが会社でも実施されてましたが、その当時私は十円ハゲができるんじゃないかくらい心が追い詰められてる時にカウンセリング行きましたけど、何のためになったんだろうあれってくらい微妙なカウンセリングでした。
結局言われたのは会社休むかどうかくらい。
いや、休めないから追い詰められてんだよと思った覚えがあります。
自分のこともそうですけど、この映画見て、やっぱり人間は一人では生きていけないんだなと思って、連絡を取り合うことの大切さとか気づいてないけど誰かの支えになれる事ってあるんだなと優しい気持ちになれました。
こういう時だからこそ見て欲しい映画でした。