海外ビジュアル
〈鑑賞動機〉
ビジュアルのインパクトの強さに惹かれて。
あと、尺が88分と短尺で手に取りやすかった。
前情報は何もなしです。
〈作品概要〉
♦️監督・脚本:ステファン・ケンプ
(IMDBより)
♦️キャスト
コリーン役:アディソン・ティムリン
(公式インスタより)
ゼーン・ホルツ
ゼルダ・ウィリアムズ
ほか
♦️公開日:2016年(カナダ)※日本未公開?
♦️本編尺:88分
〈あらすじ〉
ヒッチハイク中の20歳のコリーンは、キャメロンとジャニス夫妻の車に同乗。最初は会話を楽しんでいたが、突如キャメロンの態度が豹変。コリーンは拉致され、鞭で打たれ、狭い箱の中に閉じ込められてしまう。逃げたら酷い目にあうと洗脳された彼女は、7年以上にわたり、彼らの奴隷となる。
〈ネタバレあり感想〉
♦️まさかの実話❗️
先述の通り、何の前情報もなしにビジュアルインパクトだけで鑑賞を決めたので、まずこれが実話であると言うことが驚愕。しかも1977年〜1983年の7年に渡っての事件という事で、昔の話でもないところがさらに驚かされた。
こんなことが起きるなんて、、、そしてこんな人間がいるなんて信じられない。7年という年月を耐え抜いたコリーンの人間的な強さにも驚きます。信仰のおかげでといってましたが、人は信じるものがあると強くなれる生き物なのかもしれません。
♦️アディソンの演技が凄い✨
このヘビーな題材を体当たりでよくぞという演技でした。最初のヒッチハイクで旅をしていた頃の彼女と拉致され、奴隷となった彼女の姿は同じ人物とは思えないほどの変化。メイクさんたちの仕事の凄さもあるでしょうが、彼女の奴隷になってしまった後の振る舞いは本当にそうだったんではないかとさえ思える凄さ。
何度も裸にされ、(カメラには映らないようにしっかり鎖骨までです)ムチで打たれ、辛い撮影だったと思います。映画終わった後に彼女のインスタ見て、笑顔がたくさんあって安心しました。それくらいリアルだった。
♦️り、理解不能🌀
この夫妻、というより男の生い立ちが気になります。どう育つと人に痛みを与えることで快感を覚えるような人間になるのか。最後の彼の涙は全てを失った悲しみなんでしょうが、これまでがよくそれでまかり通っていたという状態だったのになんの涙はだよ!ってツッコミたくなるシーンでした。
♦️点数はつけられません
この18本目から見た映画に点数をつけようと思ったのですが、さっそくこれはつけられない。
リアルすぎて、ドキュメンタリーを見ていたかのような感じになってますし、それが映画としては確実に成功してると思うのですが数値化できない重たさと、内容に頭が考えることを放棄してしまいました。
正直、とっても胸糞悪くなりますし、見終わった後もその後の現実の結末も知って納得の終わりではあるのですが、見たことを誰かに話したいとか、共有したいタイプの映画ではなく、テレビで「アンビリーバボー」とかで見て知るというのでもいいかもしれない。
アディソンの演技というところでは、彼女の別の作品も見てみたいという気持ちにはさせてくれました。ので、実力のある楽しみな女優を知れた点でもいい映画でした。