〈作品概要〉
監督:ルーベン・フライシャー
キャスト:トム・ハーディー など
公開日:2018年11月2日
本編尺:112分
予告編:https://youtu.be/stxs1ck8X6E
〈あらすじ〉
「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。
♦️新しいダークヒーロー
これまでのヒーローは見た目からして「正義」でしたが、昨今のヒーローは見た目が「悪」、でもやることは正義という矛盾したものに。人は姿形では判断できないってメッセージなのか悪にも焦点が当たることが多い気がします。
本作もまさにこの形。正義をなすとは思えない見た目の化け物が弱いものイジメを罰します。
♦️負け犬どうしのタッグ
主人公のエディとヴェノムが意気投合したのはお互い負け犬という部分。社会からはじかれボロボロになった2人がこれまで届かなかった自分の声を協力する事で届けられる事を知り活躍する、ルーザーの大逆転映画としても気持ちがいいです。
♦️トム・ハーディーの魅力満載
トムの代表作は今となっては「マッドマックス怒りのデスロード」かもしれません。
あの作品でそれまでミニシアター映画などのコア映画ファンが評価していて知られていた俳優というイメージだったのが、一気にマスの俳優になった印象。
あの困り顔というか、体格はいいのにちょっと気が弱そうなのに色気があるあの感じは唯一無二なんじゃないかと。本作でも強そうなのにヴェノムと同化してない時の弱さといったら笑
〈総合評価〉
ヴェノムの最新作が2021年12月に公開されるとの事で前作見ていなかったので鑑賞。
マーベルヒーローものは面白いですね。安定のエンタメ成分を摂取できました。
スライムみたいにベタベタな戦いと、粘着性と伸縮性を活かした逃走シーンが一番楽しかった。エディとヴェノムのゆるい会話もこの映画の魅力の一つ。まるで長い付き合いの親友のような話がダークヒーローものでありながら楽しくゆるくみれます。