コツコの日記

好きな映画やゲームなんかを気ままに。

【映画】劇場鑑賞-4本目- あれ、意外と楽しかったよ「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」

f:id:kotsuko0218:20220601134034j:image

 

〈作品概要〉

監督:曽利文彦「ピンポン」など

キャスト:山田涼介、本田翼など

公開日:2022年5月20日

本編尺:125分

予告編:https://youtu.be/7KIR7Y7FBvQ

 

〈あらすじ〉

荒川弘の大ヒット漫画を実写映画化した「鋼の錬金術師」の続編となる完結編2部作の前編。亡き母に会いたい一心で錬金術最大の禁忌である人体錬成に挑んで失敗し、魂だけの存在となった弟と手と足を失った兄。

彼らが訪れた中央(セントラル)では、国家錬金術師ばかりを狙った殺人事件が相次いでいた。犯人は正体不明で、額に十字傷を持つことから「傷の男(スカー)」と呼ばれている。エドとアルも命を狙われ応戦するが、圧倒的な強さを誇るスカーに機械鎧オートメイル)を破壊され、絶体絶命に追い込まれてしまう

 

♦️あれ、思ってたのと違う(いい意味❗️)、、、

f:id:kotsuko0218:20220601143018j:image

前作の鋼の錬金術師を思い返すとそれはそれは苦々しい記憶しかない。漫画の実写化として世の中には「銀魂」や「るろうに剣心」などヒット作品もあるものの、「鋼の錬金術師」は分けるなら〈上手くいかなかった方〉になるのは間違い無いと思う。それは誰の目にも明らかで、映画業界は良くも悪くも成績がはっきりと世の中に知らしめられてしまう為、こけた、ヒットしたが一般の我々でも分かってしまう。

ハガレンの実写映画第一弾は見事に大惨敗をしたとともにこれじゃ無い感が凄かった。

そんなハガレンがどういう経緯で2&3の製作する事になったかは分からないが、作られた。

そして、前編が5月に公開された。

真っ先に見に行くほど好奇心旺盛でも、山田涼介のファンでもない自分はしばらく遠くからその様子を眺めていた。

成績が出て、おそらく今日で2億円ほどだろう数字だった。前作が最終11億円だったはずなので、今回もきっと大コケ、、、。悲しい結果である。原作者の荒川先生はいったいどんな思いでこの映画化の流れを感じられているのかとても気になるが、もちろん自分でオッケーを出したから映画の2&3ができただろうから嫌々ではなかったはず。悲しい。

 

そして私はその数字を見て、この映画を〈ネタ映画〉としての心構えで見に行くと決めて映画館へ。

当然超えるべきハードルなんてほぼないと思っている。道端の石の盛り上がりくらいのハードルを心にスクリーンに入る。

 

やはり平日の朝イチ、まるで過剰なコロナ対策を施したクリーンな劇場のようだった。おかげで広々と見られてこちらとしてはありがたいところ。

 

※ここからは本編内容のネタバレを含みます。

知りたくない方は読まないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭で今回の敵役の主役となるスカーと国家錬金術師の戦闘が始まる大事なシーン。スカーがいかに強くて、派手なアクションが観れるかを期待させる映画の冒頭、通常ならハードルが高い場面であるが、私は前述の通り今回ハードルを設けていないのでご安心を。

 

ちなみに私にとって原作ハガレンとは連載中に購入を始め、単行本を買い続けて完結までずっと追いかけてきた唯一の漫画。(恐らく)

好きな漫画のトップ3には常に位置している。

 

 

冒頭シーンでふと頭に蘇る原作。

親父が駒のように回転してスカーに襲い掛かるあの漫画の一コマが浮かび、それと寸分違わない映画描写を目にして、心に少し熱が灯る。

前作との違和感を少し感じた。少し。

 

その後エルリック兄弟が電車でセントラルに向かう電車のシーンでの賊の襲撃、原作とは違って映画は時間が2時間と決まっているので描写できるシーンに限りがあるため、ここでリンが登場。

 

なるほどこういう流れにするのかと納得。

このまま話を全部追っていってしまうと長くなるので割愛しますが、まずこの125分の中にウィンリィの亡くなった両親のエピソードの絡ませ方、スカーの過去、イシュヴァール殲滅戦の過去、それぞれをうまい塩梅に混ぜて無理なく進めた脚本にお見事と言いたい。

f:id:kotsuko0218:20220601143047j:image

 

 

正直原作が好きだとあそこもあそこも欲しい!となって自分の中にあるハガレン名シーンを並べ立てて映画を批判する事が多々ありますが、ハガレンに触れるのが久しぶりだった事とハードルがなかった事も大いに影響してるとは思いますが、概ねそんなエゴとも言える批判が自分の中で出ることない脚本で最後まで見れました。

f:id:kotsuko0218:20220601143059j:image

なんなら125分があっという間に感じられたので、これは面白かったんじゃないか?と自分でも半信半疑な答えが頭に浮かんで今これを書いてます。いや、面白かったよね、、、?

f:id:kotsuko0218:20220601143103j:image

いや、もちろんツッコミどころないなんて事は全くわけで、例えばエドが錬成する武器がなんでなんのガラも装飾もないシンプルな刀なんだよ!やつはいつもヘンテコな装飾つけるので有名な錬金術師だったじゃないの!!とか、閃光弾使う時リン全然目瞑ってないじゃない!あなたも見えてないでしょそれ!(原作では細めで書かれてたけど絶対目を瞑ってたよね)とか細かい部分も色々あるんだけど、なんか全部気にならなくて見てる時に引っ掛からななったんですよね。

f:id:kotsuko0218:20220601143107j:image

なんなら見てる時に3回くらい涙流れたんですよね。自分の中でそれは漫画のいいシーンが全部思い起こされて、その記憶と重なって流した涙、映画だけの力じゃないって変に意地張ってますが😅

f:id:kotsuko0218:20220601143112j:image

ただ、漫画のよさを思い起こさせるという意味でもやっぱり今回のハガレンはなんか良かったと言いたくなる映画でした。

最後に流れる次回予告で胸高まったりして次も劇場で見ようって思ったもの。

 

あと、シャオメイ可愛すぎる、、、☺️

あれはなんかぬいぐるみあったらほしいって思ってレベルで可愛かった。

 

〈総合評価〉

原作読んでて、前作のハガレン映画見てる人間の期待値は十分に超えて楽しめる映画ったのは事実!家帰って漫画また読みたくなったのも事実!やっぱりハガレン最高!!