〈作品概要〉
監督・製作・脚本:ガイ・リッチー
キャスト:ジェイソン・ステイサムほか
公開日:2021年10月8日
本編尺:118分
予告編:https://youtu.be/EijAQBESHuo
〈あらすじ〉
ロスにある現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社では、特殊な訓練を受け、厳しい試験をくぐり抜けた警備員たちが現金輸送車=キャッシュトラックを運転していた。そこに新人のパトリック・ヒル、通称“H”が警備員として採用された。採用試験の成績はギリギリ合格というレべルだったHだが、ある時、トラックを襲った強盗を驚くほど高い戦闘スキルで阻止し、周囲を驚かせる。そして、彼の乗るトラックがふたたび強盗に襲われると、Hの顔を見た犯人たちはなぜか金も奪わずに逃げてしまう。周囲がHの正体に疑心を抱く中、全米で最も現金が動くブラック・フライデーにフォルティコ・セキュリティ社に集まる1億8000万ドルの大金を狙う強奪計画が進行していた。
ちなみに本編の最後にもクレジットで出ましたが、「ブルー・レクイエム」という03年製作のフランス映画のリメイクみたいでした。
たぶんそれを打ち出しても知ってる人あんまりいないから宣伝では出してなかったのかな?
以下、ネタバレあり感想。
♦️これまでのステイサム映画とは少し違う
単純なアクション映画かと思いきや、そうではなく、ダークな雰囲気で進行するハードボイルドアクション映画。もちろん派手な銃撃戦はありつつも、ベースは渋い男の描写。
肉弾戦はほぼなし、無表情で敵を撃ち殺すクールな男でした
♦️ストーリーの構成が効いてる
現金輸送車が襲われる事件を最初に描き、それは単純に導入としてそういう危険な職業にステイサムが就職したという事での描写かと思いきや、後につながってくる構成。時間軸が何ヶ月前、何週間後、などとびとびでの構成になるも全然難しくなく、ステイサムが一体何者で、何を目的としているのか、そして敵は一体誰なのかがとてもわかりやすくて見ているこちらも感情移入しやすかった。故に単純なアクションというより謎の部分が徐々にわかってスッキリする部分もあってストーリーとして面白かった。
〈総合評価〉
何をみようか色々悩みましたが、結果ステイサム兄貴の安定のアクションの気分で行きましたが、安定どころかいつもよりも充実した映画体験でした。ハードボイルド、男の渋さがギンギンに光る傑作でした!