コツコの日記

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【映画】ヒットマンだって仲間を呼ぶ「メッセージマン」配信鑑賞14本目

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アクションドンパチ映画を頭空っぽで見たくて選びました。あと90分くらいの映画って手に取りやすいですね。

 

〈作品概要〉

監督:コーリー・パーゾン

キャスト:ポール・オブ・ライエン、ベルディ・ソライマンほか

公開日:2019年4月5日(一部劇場で限定公開)

本編尺:91分

 

〈あらすじ〉

孤独な元ヒットマンが大切な親子を守るため、再び戦いの世界に身を投じていく姿を描いたバイオレンスアクション。引退した凄腕ヒットマンのライアンは、安住の地を求めてジャカルタの小島にやって来る。そこで1人の少年とその母親と親しくなった彼は、生まれて初めての安らぎを手に入れる。そんなある日、島を脅かす極悪非道な海賊団のトラックに少年が轢かれ、瀕死の重傷を負ってしまう。激怒したライアンは海賊を惨殺し、海賊の元締めであるマフィアのリーは殺し屋たちにライアン抹殺を命じる。リーは幼い頃に両親をライアンに殺されており、彼への復讐を誓っていた。ライアンはかつての暗殺者ネットワークを通じて援護を募り、リーとの決戦に挑む。

 

 

〈ネタバレあり感想〉

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伝説のヒットマンが引退後に人の愛に触れ、彼らを助けるために再び立ち上がるっていう題材は本当にたくさんあると思うんですが、この映画が斬新だなと思うのは、暗殺者ネットワークなるシステム。

体に埋め込んだチップを捻ることでヒットマンとしての活動を再開する事を伝えられて、巨額の金と引き換えにこの組織に加入している暗殺者からの支援を受けられるというもの。

 

この手の映画は通常伝説のヒットマンが一人で巨悪に立ち向かうのが多いんですが、なんの躊躇もなく人に助けを求められるヒットマン

潔くて好きです。

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もう引退した身だし、1人では到底叶わないと冷静に判断してタクシー運転手を仲間に引き込んだり、子どもに助けられたり、人たらしという意味でも伝説だったんだと思います。

 

アクションシーンは伝説ですからやっぱり凄くて、特に銃というよりナイフなどの刃物での殺傷が華麗。これ関連のシーンでは普通に身体欠損がありますのでグロ苦手な人は要注意です。

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あとはこれは設定なのか、とてもリアルに感じたのは小さな島民の人たちにとって海賊はどうすることもできない存在で、襲われても無抵抗でなんでも差し出してしまうところ。

抗ったところで勝てないと最初から諦めています。この部分に対してヒットマンは暴力でこれまで解決してきた人間ですからなぜ、根本を断とうたしないのかと疑問に思います。

助けた家族の男の子が犬に大好きな鶏を殺された時のセリフ「犬にも負けない籠を僕が作らなかったのが悪いんだ。」と最初から犬を殺そうとはしない、反撃することを諦めている姿を見ても感じます。

 

この少年が最後にヒットマンを助ける時にヒットマンが言ってた事が正しかったんだ。根本を断たなきゃダメなんだ。殺さないとダメなんだっていう終わりになってしまったのは複雑な気持ちでしたが。

 

という事で、90分と見る前に気合をいれずに見れて楽しめるアクション映画としてよかったです。