〈作品概要〉
監督:ギジェルモ・アモエド
キャスト:マリア・エボリ ほか
公開日:2018年11月3日(特集上映)
本編尺:94分
予告編:https://youtu.be/bsZPaJcjKfE
〈あらすじ〉
ある夜、強盗の3姉妹が上院議員の家を襲撃する。3人は議員夫婦を椅子に縛り付けてお金を持ち去ろうとするが、地下から奇妙な叫び声が聞こえてくる。「絶対に行くな」と夫婦の制止を振り切って調べに行くと、そこにはベッドに縛られた少女がいた。少女は上院議員の娘で、助けを求められた3姉妹は拘束を外すが……。
〈ネタバレあり感想〉
✝️タイトルで「ドント・ブリーズ」想像するけど要素は導入部分だけ✝️
金目当てに侵入したら、なんかその家の秘密を知ってしまって首突っ込んだら酷い目に遭うっていうお話で、その最初の導入部分だけ「ドント・ブリーズ」的な作品。
タイトルを「ドント・ヘルプ」にしてるのは本当に宣伝が優秀だと思いました。メキシコ映画でスペイン語タイトルなんで本当にこの意味であってるのかわからないですが原題は「住民」と翻訳されました。絶対そのタイトルだったら見なかったし見た後もよく意味がわからない笑
✝️展開が二転三転❗️まさかの悪魔祓い映画✝️
泥棒に入った家の地下に監禁された女の子がいて、何故かそこで正義感出して自分が泥棒であることを忘れて助けようとする。この先の展開が全く読めず、その少女が悪魔に取り憑かれている事が分かってからは完全にエクソシスト映画でした。
タイトルにやられたーと思ったのはまさにここ。エクソシスト系の映画だったら見なかったのに…やられた。
そこから長女、三女が死に次女がバチカンからやってきたエクソシストと一緒に悪魔退治するって展開。
長女と三女が死ぬ理由はそれぞれの秘密を悪魔にばらされてなんですが、その秘密がまたヘビー。長女が父親に妊娠させられて、その子供が三女だったという。なんで三女は実は長女の娘。なんて近親相姦…。
やってきたエクソシストもかなりのやり手の雰囲気を出しており、「許可を得て今ではできる人が限られている悪魔祓いをやる❗️」
とかなりの意気込み。
こっからの展開がかなり予想外だったのですが、実は夫妻の娘が悪魔に取り憑かれたのではなく、神を信じられなくなった夫妻が娘に悪魔を取り憑かせたと言う事が判明。
そんなゴタゴタの最中に夫妻死亡。最後の言葉は、「みんなを助けて」みんな?とは…謎が深まるばかり。
そんなこんなでやり手のエクソシストがいよいよ本気の悪魔祓いを始めるぞ!と楽しみにしていたら「私一人では無理だ。君も手伝ってくれ」と素人に手伝わせる始末。でもこれはエクソシストものあるあるかもですね。
それで悪魔祓い始めたらエクソシストさん瀕死になっちゃって、最後は全部次女に任せる展開。それで次女がめっちゃ強くて倒せちゃったというあっさり展開。
これで終わりかーと思ったらオチはエクソシストに悪魔が乗り移っていた。しかも新しい教皇。世界終わったやん…という終わりでした。
入り口で想像したものとは出口で全く違う展開になってたという意味では予想外なんですが、これもタイトルの弊害。
確かに見たくなるタイトルで引っ張られて鑑賞するんですが、元々求めてないジャンルだから結果終わった後の感想もあんまり良くならない。
これは宣伝が一人でも多くの人に見せたいが主で、見た後の感想の為のものでは無いって事なんですよねきっと。
時々終わった後にタイトルの意味わかって鳥肌立つ映画ありますが、あのての映画は本当に脚本がよくできてて宣伝での小細工とかいらないんだろうなと。
最近あまりの衝撃にお昼ご飯の唐揚げを犠牲にした「元カレとセスナに乗ったらパイロットが死んじゃった話」というタイトルの映画でクソ邦題オブザイヤーだと沸いてましたが、これも出口のというよりきっと見させる為のタイトルなんでしょうね。このタイトルがどうだったのかは映画見てから判断かな。
という事で久しぶりの、実に3、4ヶ月ぶりくらいの映画鑑賞でした。
今年は100本見れないなー残念。