コツコの日記

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【映画】配信鑑賞 -24本目-地味な親父が派手にキレる「Mr.ノーバディー」

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〈作品概要〉

監督:イリヤ・ナイシュラー「ハードコア」

キャスト:ボブ・オデンカークなど

公開日:2021年6月11日

本編尺:92分

予告編:https://youtu.be/1dLuJ52kwBo

興収:1億7千万

 

〈あらすじ〉

郊外にある自宅と職場の金型工場を路線バスで往復するだけの単調な毎日を送っているハッチは、地味な見た目で目立った特徴もなく、仕事は過小評価され、家庭では妻に距離を置かれて息子から尊敬されることもない。世間から見ればどこにでもいる、ごく普通の男だった。そんなハッチの家にある日、強盗が押し入る。暴力を恐れたハッチは反撃することもできず、そのことで家族からさらに失望されてしまう。あまりの理不尽さに怒りが沸々とわいていくハッチは、路線バスで出会ったチンピラたちの挑発が引き金となり、ついに堪忍袋の緒が切れる。

 

♦️妄想した事が映画にまで、、、

 

冴えない親父が最強だったら。

多くの人が妄想した事があるのではないでしょうか。見た目弱そうなのに戦ったら最強だったらという設定。それが映画になりました。

めちゃくちゃ地味なオヤジでどこにでもいそうなビジュアル。でも実は、、、実際見るとここまで爽快かーという感じですよ。

バスでの戦いとか親父の強さが最強過ぎないのがいいんですよね。親父もめっちゃパンチもらってるんですよ。等身大の親父がちょっと背伸びしたくらいの戦いかと思ったらこのシーンの長いこと。どんどん彼の強さが見えてくる。

ちょっと親父が切れただけじゃないぞこれはと。この入りがまずよかった。

 

♦️雰囲気がしゃれていく

 

最初は何気ない日常。

毎週のルーティンをテンポ良く見せられ、何の変哲もない誰にでもある日常。

そんな日常のはずがどこか洒落た音楽と部屋のインテリアたち、たくさんのレコード。

地味な冴えない親父のはずがなんか洒落ている。美術からもその違和感をしっかりと表現されていて映画としての雰囲気がいいんですよね。だからただの設定だけの映画にならない。

最後までだれる事なくテンポ良く見れてしまう。

ここ最近見た中で一番爽快で楽しかった映画。