〈作品概要〉
監督:クレイグ・ゾベル
キャスト:ヒラリー・スワンク、ベティ・ギルピン、エマ・ロバーツほか
公開日:2020年10月30日
本編尺:90分
予告編:https://youtu.be/z80zmfcHheI
〈あらすじ〉
森の中で目を覚ました12人の男女。
そこがどこなのか、どうやってそこに来たのか、誰にもわからない。目の前には巨大な木箱があり、中には1匹のブタと多数の武器が収められている。すると突然、周囲に銃声が鳴り響く。何者かに命を狙われることがわかった彼らは、目の前の武器を手に取り、逃げ惑う。
やがて彼らは、ネット上の噂に過ぎないと思われていた、セレブが娯楽目的で一般市民を狩る「マナーゲート」と呼ばれる“人間狩り計画”が実在することを知る。絶望的な状況の中、狩られる側の人間であるクリステルが思わぬ反撃に出たことで、事態は予想外の方向へと動き始める。そして次第にマナーゲートの全容が明らかになり……。
久々にヒラリー・スワンク姉さんのアクションが見れて最高❗️
♦️風刺が殺し合いに一味のスパイスを
ただの殺し合いをやってるだけの話ではあるんですが、そこに社会的格差の構図を盛り込む事で意味が広がって笑えるんですこれが。
富裕層と貧困層との対決って金持ちだから武器揃ってて万全な体制で臨めるけど貧困層って何も持たない、故に強いみたいな強さしかなくてそれを武器にって感じかと思ったら開始早々から武器を渡して平等に戦おうとするとことかアホすぎて好き。
富裕層故の強者たるポイントかなぐり捨てて挑むのとか無謀すぎる。だからいい勝負しちゃうんですが。
♦️映画であることをメタ的に全面的に出してる潔さの塩梅がちょうどいい
開始早々バトルロワイヤルもののセオリー崩してくるというか、この人主人公になるかなって思った人全部秒で死んでいくの本当に笑った
肉片飛び散ったりグロさ満載だけど冒頭で一気に心掴まれた。この手の映画って何度も見てるとだいたい流れが一緒なんだけど、これはその裏切りが楽しい。
♦️なんと言ってもラストのアクション
ラスト主人公と悪の親玉ヒラリー姉さんとの対決がアクションが凄いとかじゃなくて、笑える面白さ。私たちプロレスやってますって感じの表現満載でこれはもう笑うしかない笑
「嫌、ガラスはもうやめて!」って言ったらガラスに突っ込ませるのやめたり、ちょっと休憩って途中で休憩挟んだりもう楽しすぎてめっちゃ笑った。
〈総合評価〉
あんまり期待してなくて、アマプラのトップに表示されてたから見た程度。事前情報は何も入れてない。劇場公開時は存在は知ってたけど見るまでは行かなかった。豚のビジュアルは衝撃的だったけど、なんか『不都合な真実』的な話かなーと思ってスルーしてた。
結果劇場でなんで見なかったんだ!って感じの作品というより、これは大変失礼だけど配信とかビデオで本領発揮する系の作品だったなという感想です。
惜しむらくは劇場公開時に盛り上がっていたとしたらみんなとその輪に入ってお喋りしたかった感じはあります。30分くらいで終わりそうだけど。